おかげさまで創立77年を迎えた2019年、「令和」という時代が始まりました。

　77年間の当社の歩みを振り返りますと、

1.戦時中の港湾運送統制令に従い港運会社数社の合同による会社設立、戦後の復興期乏しい経営資源の中でも、博多港の港湾運送業者としての責を果たし、戦後復興の一翼を担ってまいりました。又、それに続く高度経済成長期の福岡市の急激な発展とともに増加する国内外の貨物取扱量に対応すべく、粉骨砕身で地場第一の港湾運送事業者として責務を果たしてきた「昭和」という時代がありました。

2.今やアジア諸国への玄関口となった博多港で、国内外の情報・物流ネットワークを活用しながら様々な輸送モードで安全・安心の物流サービスを提供できる最前線の総合物流事業者としての地位を築いてきた「平成」がありました。

これら二つの時代を通じて、「人々の生活に欠かせないあらゆるものを、あらゆる場所へ無事故でお届けする想い」が先人たちに培われ、今では当社の使命感となって受け継がれています。この使命感を引き継ぎ、当社は自主性を持った人材の育成、先人たちが培ってきた安全確実な技術の継承、港湾倉庫機能への戦略的投資を続けながら、国内有数の国際拠点港湾「博多港」の元気の代名詞として、新たに迎えた「令和」という時代を走り続けていきます。

代表取締役社長　　村田　成生